注意
この記事は2014年12月22日に更新されたもので、内容が古い可能性がありますのでご注意ください。
2.8万PV/時を捌けるGCE!
GCEにWordPressを導入し、負荷検証を実施してみました。
検証はApache Benchを利用して、弊社のCloud Ace のトップページ(31.1kB)に対し負荷テストを行いました。結果としては、同時アクセス数を増やしていった時の、サイトからの平均応答時間と、サーバが処理する秒間の平均応答数がどのように変化したかをまとめております。
今回利用したGCEのインスタンスは、EC2のm3.mediumに相当するn1-standard-1(コア数=1メモリ=3.75GB)です。MySQLのデータベースも同居してます。
検証結果
同時アクセス数が150を超えた当たりから、タイムアウトエラーが発生したため、横軸は150までとしてます。(今回Apache Benchで設定したタイムアウトは30秒です)
また、開発者コンソール(https://console.developers.google.com )でDisc I/OとCPUを調べたところ、Disc I/Oは特に変化は見られず、CPUは大きく上昇していました。
考察
検証結果をまとめると、
- 1応答にかかる平均時間は125ミリ秒でした。
- コア数1であるので当たり前ですが、1秒間の平均応答数(青線)が同時アクセス数に関係なく一定でした。
- Disc I/Oに変化がないことから、WordPressのデータの読み込みよりも、CPUの性能が結果に大きく依存していました。
まとめ
今回はコア数1のインスタンスを使ったため、リクエストを1つ1つ逐次捌くという当たり前の結果になってしまいましたが、次回以降には、
- nginxにしてみる
- AWSのm3.mediumとの比較
- インスタンスの性能を上げた場合の比較
- ロードバランサーを適用してみる
などを実施してみたいと思います。