ついに、WindowsサーバがGCEでα公開されました。LocalSSDも使えるし、どのリージョンでもOKとのことですので、早速触ってみましょう。
気になるWindows上のソフトウェアライセンス
詳しくはこちらのマイクロソフトライセンスモビリティを参照して頂くとして。簡単に説明すると、基本的には、正式なライセンスを持っているマイクロソフトのソフトウェアについては、GCP上に移行することが可能です。と言うことです。後、コア数に対してライセンスが必要な部分は基本的にGCEのコア数1個に対して1ライセンスあれば良いと言うことのようです。非常にリーゾナブルですね。基本的には障壁にはならない形になっていると思います。
0.04ドル/時間/コアの追加料金なだけですね。1コアあたり、月間約30ドルくらいです。マイクロとスモールは半額ですが、Windowsサーバでは実質使い物にならないと思いますので、やめておきましょう。
Windows on GCEを早速使ってみる
GCEを使ったことのある方向けとして、もうインスタンス自体の立ち上げとかは可能な前提で進めます。
普通にインスタンスを起動する際にイメージからディスクを新規作成で、イメージを選ぶ際に以下のようにWindowsが選べるようになっていると思います。
今の所WindowsServer2008R2(Datacenter Edition)しか選択出来ませんが、2012も来春登場することでしょう。
これを選んで、起動すればOKです。
WindowsOSを選択すると以下のような認証情報の欄が出ます。ユーザ名はデフォルトでプロジェクト名になるようです。
作成してログイン出来るようになるには、Linuxの場合は2,30秒程度ですが、Windowsは数分かかります。しばらく待ちましょう。
Windowsの場合はデフォルトディスク領域が100Gです(他のOSは10G)ので、ご注意ください。
Chrome Remote Desktop for Google Cloud Platform
待っている間に、上記からChromeのRDPクライアントをインストールしておきましょう。超絶便利です。私なんかはメインで持ち歩いて使っているPCがChromeBookなので特にですが。
以下のように立ち上がと右端に「RDP」というボタンがあります。上記RDPクライアントをインストールしておくと、ここをクリックするだけで、ノーユーザID・パスワードでログイン出来てしまいます。めちゃめちゃ便利です。
あ、FireWallでTCP3389は通るようにしておく必要はありますので、ご注意ください。
Windows on GCEのログイン後画面
上記のRDPボタンを押すと、以下のような画面になります。ログインを勝手にしてくれます。
初期設定
IEでの作業は基本的に耐えられないので、Chromeと日本語化パックは以下のように落としてしまいます。後、最後はタイムゾーンを東京にするってだけのコマンドです。
以下をPowerシェルのコンソールから打ち込んでください。
New-Item c:\temp -itemType Directory
Start-Job -ScriptBlock {Invoke-WebRequest -Uri http://storage.googleapis.com/cloud-ace-datas/setup/ChromeStandaloneSetup.exe -OutFile C:\temp\ChromeStandaloneSetup.exe}Start-Job -ScriptBlock {Invoke-WebRequest -Uri http://storage.googleapis.com/cloud-ace-datas/setup/lp.cab -OutFile C:\temp\lp.cab}
tzutil.exe /s “Tokyo Standard Time”
言語ファイルの方(94Mくらい)は、コントロールパネルの「Region and Language」から、「Install or Uninstall display language」を選択して、
以下のように落としたファイルを指定して進めばOKです。
このインストールは数分かかりますので、Progressが「Completed」になるまでしばしお待ちください。
以下のように言語選択出来るようになりますので、選んで進むと再起動を求められます。
まとめ
これで一旦Chromeのインストールと日本語化まで出来ましたので、後は普通のWindowsサーバです。お好きにご利用ください。
左下が「スタート」に変わってますよね。
WindowsサーバがこれでGCE上でどんどん稼働して行くと嬉しいなぁと思います。ご自分で立ち上げるのが面倒な方向けに、クラウドエースというマネージドサービスも提供されてます。