ファイアウォールで日本に対してのみサービスをしたくないですか?
表記の通りですがそんな声に答えてスクリプトを作ってみました。
IPのネタ元はこちらの世界のIPアドレスリストです。
こちらのIPリストからcidr形式のものを取ってきてJP始まりの行だけを取ってきて、gcloudコマンドでファイアウォールを作成している、という形です。
2016年8月時点ではだいたい2700行程ありました。
管理コンソールで手打ちは不可能ですし、firewall作成にあたってソースレンジは256個迄しか指定出来ないため11個ファイアウォールを作成する必要があります。
最後の数字部分で名前を変えて11個作成します。
定期的に再作成する場合はFW_NAMEを変更して、元のものを削除する、という形にすれば良いでしょう。
いやー、久しぶりにプログラミングして楽しかったです。
前提として、wget,gzipあたりが入って無いと動きません。もちろんgcloudコマンドが叩けることも必要です。
以下、ソースを公開しますので、適当にご利用ください。
#!/bin/bash
FW_NAME="allow-japan" #ファイアウォールの名称の頭部分です
ALLOW="tcp:80,tcp:443" #許可するポートです。
DESC="Allow only from Japan firewalls" #備考です。
wget http://nami.jp/ipv4bycc/cidr.txt.gz #データ取ってきます。
gzip -d cidr.txt.gz
sed -n 's/^JP\t//p' cidr.txt > jpips.txt
#初期化
numLine=1
numfw=1
IPLIST=""
for line in `cat jpips.txt`
do
IPLIST=$IPLIST$line","
if [ $numLine -eq 256 ]; then
echo -e "$IPLIST ------ \n"
IPLIST=`echo $IPLIST | sed -e 's/,$//'`
gcloud compute firewall-rules create $FW_NAME$numfw --allow $ALLOW --network "default" --description "$DESC" --source-ranges "$IPLIST" &
IPLIST=""
numLine=0
numfw=$((numfw + 1))
fi
numLine=$((numLine + 1))
done
gcloud compute firewall-rules create $FW_NAME$numfw --allow $ALLOW --network "default" --description "$DESC" --source-ranges "$IPLIST" &
rm cidr.txt
rm jpips.txt
公開サイトだとどうしてもGoogleのボットを弾くとまずい、とかあると厳しいかもです。
あと監視をStackDriverとかにしてるとそれも許可しないと、、とか実運用上は色々ありそうですが、こんなことも出来ますよ、というところです。